知らないことばかりだと、
義母が残した膨大な料理本や資料を読みながら、しみじみ思います。
そして同時に義母のいろいろなアドバイスや教えが次々に思い出されます。
娘たちに伝えなきゃ、いや、生活文化塾の生徒さんみなさまにお伝えしなければと
衿を正す秋です。
家庭懐石の確立と、気軽なおもてなしの食卓を目指していた義母。
新しさにも敏感だった義母が試行錯誤していた資料の山はエネルギーに溢れています。
時代が変わり、データ化していない資料を整理する作業はかなり大変ですが、
なんとかやってみます。
白い食器が世界中に広がってしまわないうちに、世界中の人たちがそれぞれの
歴史と文化で生み出してきた器を、丁寧に活かしていけるようにと
大げさな夢も抱いてみたりして。
どんな子供たちにも、あたたかな食が用意されることも夢たりして、
さ、ひとがんばりです。